町指定有形文化財 豊久開基碑(とよひさかいきひ)

公開日 2016年01月01日

 豊久新田は、現在の松茂町域の北東部、県営松茂工業団地の地域を指し、徳島城下の商人・阿部豊吉と叔父の阿部久左衛門が資金を出して、文化14年(1817年)6月に着工し、文政3年(1820年)に完成しました。新田の名称である「豊久」とは、豊吉の「豊」と久左衛門の「久」をとったもので、もちろん縁起のいい意味もあることから、こう名付けられました。
 豊久開基碑は、こうした阿部家や入植農民の苦労を伝える文章が刻まれた貴重な歴史の記録として、永らく豊久の地にありましたが、昭和54年(1979年)、町の建設工事に伴い、松茂運動公園に隣接する「成人の森」に移設されました。
 しかし、平成25年(2013年)、豊久自治会の「歴史ある文化財をふるさとに返還してほしい」との要望を受け、かつてあった場所にほど近い豊久出雲神社に移設されました。

 

 
所在地 豊久出雲神社
所有者 豊久自治会
指定年月日 昭和53年9月9日
散策ガイド
  • 長原若宮神社―(鳴門徳島自転車道を歩いて)―豊久開基碑 約45分(3.0km)
  • 豊久開基碑―(滑走路北側を歩いて)―資料館 約45分(3.0km)
近隣の見どころ

◆豊久致祥会記念碑(豊久開基碑の北隣にあります)
 明治・大正時代に社会問題となった豊久地区の永小作争議が、地主・農民双方の歩み寄りによって円満に解決したことを記念して、大正10年(1921年)9月に建立されたものです。昭和54年(1979年)、豊久開基碑とともに「成人の森」の中に移転しましたが、平成25年(2013年)、豊久開基碑とともに豊久出雲神社に移設されました。

 

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