町指定無形民俗文化財 三人背継ぎ獅子舞と練り(さんにんせつぎししまいとねり)

公開日 2016年01月01日

 2年に一度、広島春日神社の秋祭りで行われる広島東・福組の獅子舞は、3人が一組になって獅子を舞います。そして最後には、3人が肩車をし、獅子頭を地上3.5メートルの高さに掲げ、大きく勇壮な獅子の姿を披露します。
 この「三人背継ぎ獅子舞」の起源や伝来については、確かなことはわかりませんが、祭礼の当家(とうや)の記録によると、すでに江戸時代の末期には行われていました。
 3人が肩車をする獅子舞は全国的にも珍しく、広島東・福組を含め、今治・尾道など瀬戸内周辺に数例があるのみです。そのため昭和61年(1986年)に、奴道中の形式を遺す広島中・正義組の練りとともに、町の無形民俗文化財に指定されました。

 

 
所在地 広島春日神社
保存団体 広島春日神社氏子中
指定年月日 昭和61年3月25日
散策ガイド
  • 不動院―(境内を歩いて)―広島春日神社 約1分(0.1km)
  • 広島春日神社―(国道11号沿いを歩いて)―六地蔵尊 約30分(1.9km)
近隣の見どころ

◆広島春日神社(広島西バス停留所の北側にあります)
 天児屋根命(あまのこやねのみこと)を祭神とする旧村社で、天正3年(1575年)に、「春日大明神」として創建されました。明治5年(1872年)に「春日神社」と改称され、今日にいたっています。

 

三人背継ぎ獅子舞と練り(さんにんせつぎししまいとねり)

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