HPVワクチンのキャッチアップ接種について

公開日 2024年03月18日

接種を希望される方はお早めに!

 

平成9年度生まれ~平成18年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日)の女性の中に、通常のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの定期接種の対象年齢(小学校6年から高校1年相当)の間に接種を逃した方がいます。

まだ接種を受けていない方は、あらためてHPVワクチンの接種(キャッチアップ接種)ができます。

 

キャッチアップ接種が受けられる時期

接種の対象に該当する方がHPVワクチンを公費で接種できるのは、令和7(2025)年3月末までです。

 

対象

次の2つを満たす方が、キャッチアップ接種の対象になります。

 

・平成9年度生まれ~平成18年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2007年4月1日)の女性

・過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない女性

 

ワクチンの種類・スケジュール

厚生労働省ホームページより

 

※サーバリックスまたはガーダシルを1回または2回接種している場合、原則として同じ種類のワクチンを接種することをお勧めしますが、医師と相談のうえ、途中からシルガード9に変更し、残りの接種を完了することも可能です。この場合もキャッチアップ接種の対象となります(異なる種類のワクチンを接種した場合の効果と安全性についてのデータは限られています)。

図の通り、HPVワクチンの接種を完了するには最短で6ヶ月かかります。

キャッチアップ接種対象の方が公費で合計3回の接種を完了するためには、令和7(2025)年3月末の6ヶ月以上前から接種を始める必要があります。

都合や体調不良等によりスケジュール通りに接種できない可能性も十分にありますので、希望される方はなるべく早く接種を始めてください。

接種をご希望の方や予診票を紛失された方、ご自身のワクチン接種歴が不明な方は保健相談センターへご連絡または来所してください。

 

※キャッチアップ接種の期間を過ぎてからHPVワクチンを接種する場合は、自費接種となります。費用は医療機関により異なります。

 

病気について

ヒトパピローマウイルス感染症とは

ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんをはじめ、肛門がん、膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマ等、多くの病気の発生に関わっています。特に、近年若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。

HPV感染症を防ぐために、小学校6年~高校1年相当の女性を対象に、HPVワクチンの定期接種が行われています。

 

ワクチン接種の効果

 HPVの中には子宮頸がんをおこしやすい種類(型)のものがあり、HPVワクチンは、このうち一部の感染を防ぐことができます。

サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんをおこしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。

シルガード9は、HPV16型と18型に加え、31型、33型、45型、52型、58型の感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。

 

厚生労働省ホームページより

HPVワクチンを接種することにより、子宮頸がんの前がん病変を予防する効果が示されています。また、接種が進んでいる一部の国では、子宮頸がんそのものを予防する効果があることもわかってきています。

お問い合わせ

保健相談センター
TEL:088-683-4533直通