公開日 2013年08月14日
災害を知ろう
松茂町の災害
地震や津波などの自然災害はいつどこで起こるか分かりません。突然やってくる災害から命を守るには、自分自身の身を守ること、ひとりひとりが落ち着いて行動することが大切です。
松茂町の災害として、発生確率が高いとされている南海地震をはじめ、津波や台風、竜巻のことを知り、備えをしましょう。
過去の災害が教えてくれたこと
阪神・淡路大震災と東日本大震災。まだ私たちの記憶に新しいこの2つの大災害が教えてくれたことは、地震や津波から命を守るための教訓でした。
過去の災害は決して他人事ではありません。貴重な教訓を学び、私たち自身に迫りくる災害から身を守るために考え、行動しましょう。
災害から身を守ろう
今すぐできる安全対策
いつ起こるか分からない災害には日頃の準備が大切です。もしものときに少しでも被害をくい止めるためにどうすればよいか家族で話し合い、今できることがあれば、すぐに行動しましょう。
<家の中の対策>
家具のレイアウト
家具の転倒防止
棚のなかみの飛び出し防止
照明器具
<非常用品の準備>
非常持ち出し品 非常備蓄品
災害への備え
住んでいる地域の住民でコミュニケーションをとって防災に取り組むことは、災害の被害を小さくするために、とても効果的です。
・住宅の耐震化
・地域の取り組み
・災害の情報
避難する
松茂町は海に面していますから、地震の大きな揺れや長く続く揺れを感じたときは、津波の可能性を考えて、すぐに避難を始めてください。
大きな地震では揺れが2分から5分程度続くことがあります。激しく揺れているときはまず落下物などから身を守り、揺れがおさまったら速やかに避難しましょう。
大きな2次災害である火災を防ぐために、避難するときは必ず火元とブレーカーの確認をしてください。災害が発生したときに素早く行動できるよう、ふだんからの準備が大切です。
・地震発生まで
・地震発生時
・地震発生直後(大きな揺れが少しおさまったとき)
・地震発生後1(避難開始)・地震発生後2(避難中、避難所で)
津波避難の3原則
岩手県釜石市は東日本大震災の津波によって死者・行方不明者が1,300人を超えるという大きな被害を被りました。けれども、釜石市の小中学校のこどもたち2,921人は、津波から逃れ、無事が確認されたのです。学校にいなかった5人が犠牲となりましたが、生存率は99.8%。「釜石の奇跡」と呼ばれています。
学校にいた子だけでなく、下校中の子や友達と遊んでいた子も、自分で判断して高台に避難しました。こどもたちの命を守った行動には、釜石市の防災教育が大きく役立ったといわれています。
こどもたちへの防災教育には、群馬大学の片田敏孝教授が深く関わっておられ、3つの原則を教え続けてきました。
→津波避難の3原則
応急手当
大きな災害が発生したときは、けがをする可能性も高くなります。一方で、火災や道路事情により普段のように救急隊が来られないかもしれません。そんなとき、まずは応急手当ができるようにしておくと安心です。手当をして救護所に移動したり、助けを待つことができるようにしておきましょう。
・骨折・やけど
・心肺蘇生法
・搬送
・AED